加盟施設詳細

南さくら園

母子生活支援施設とは

母子生活支援施設は、児童福祉法第38条の規定に基づき、配偶者のない女子又はこれに準ずる事情にある女子及びその者の監護すべき児童を入所させて、これらの者を保護するとともに、これらの者の自立の促進のためにその生活を支援し、あわせて退所したものについて相談その他の援助を行うことを目的とする施設である。

施設情報

施設の特徴

南さくら園の原型は戦前の母子福祉政策として、昭和13年に“大阪最初の母子寮”として開設された住吉母子寮です。昭和51年に住吉母子寮が閉鎖され、南母子寮として現在の場所に移設された古い歴史がある母子生活支援施設です。

天王寺から地下鉄・御堂筋線で2駅にある西田辺駅が徒歩数分の距離にあり、交通の便がとてもよく、小学校や保育園も近くに複数あって子育てに向いている生活環境です。

入所されたお母さん方へは、役所手続きのお手伝いをしたり子育ての相談に乗ったりし、日々の困り事に対し一緒に考える事を大切にしながら関わっています。生活や子育ての支援だけでなく、“咲楽会(さくらかい)”と称し、手芸をしたり、講座を開いたりと行事も行っています。また、お母さんの就労支援として、施設内保育を実施しており就労時だけでなく、病後児保育や通院、美容院等に行く間のリフレッシュ保育も行っています。

学童の子ども達には、キャンプやアウティングを通して集団としての力を育み、個々の力として“いのちの輝きる~む”や“ぽかぽかる~む”という性教育プログラムやワークショップに力を入れて支援をしています。

また、大阪府社会福祉協議会の社会貢献支援員の方と施設内のCSWが連携しながら、地域の方に向けて生活困窮や家庭内暴力などの福祉課題を解決するために“大阪しあわせネットワーク”として地域貢献の推進を常に図っております。その他にも地域に向けた“さくらんぼ”というひとり親家庭無料学習ルームや退所した児童向けに“Mステップ”という個別学習塾、“めばえキッチン”という食育も行っています。

入所されている母子だけでなく、退所された母子や地域との繋がりを育む母子生活支援施設を目指しています。

先輩職員の声

入社年月日(西暦):2018年4月1日
年齢:26歳
出身校:学校法人 薫英学園 大阪人間科学大学
所属:社会福祉法人 みおつくし福祉会 
母子生活支援施設:南さくら園

職種:母子支援員
保有資格:社会福祉士 精神保健福祉士

  • 入職のきっかけを教えて下さい

    障がい児の入所施設で実習させていただく経験の中で、「何故親と子が離れて暮らさなければならないのか」という疑問を持ち、その後の精神科病院や小学校での実習でも「母子への支援」について疑問に思う出来事がありました。その中で次第に「親にも子にも支援が出来れば親子で暮らす事が出来るのではないか」という思いを持ち始め、母子の支援を仕事にしたいと考えるようになり、母子生活支援施設への就職を目指しました。

  • どんな時にやりがいを感じますか?

    お母さんと一緒に困難を乗り越えられた時や、子ども達の成長をお母さんと共有している時はやりがいを感じます。特に乳幼児期は成長が早く、出来る事がどんどん増えていくので、その様子をお母さんと一緒に喜ぶことができた時は、この仕事を選んでよかったと思う瞬間です。

  • 今後のキャリアプランについて教えて下さい。

    このまま母子支援員として経験を積んでいけたらと考えています。

  • 児童福祉業界を志望する人へ一言お願いします。

    対人援助職という事もあり、関わり方に悩んだり結果がなかなか見えなかったりする場面があります。しかし、少しずつ関わっていく中で結果に繋がり達成感ややりがいを感じられる仕事です。周りの人の力を借りながら少しずつ頑張っていけばいいと思うので背負いすぎずに、児童福祉の仕事を目指してもらえたらと思います。

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